キューに滞留しているコールのステータス表示/ピックアップ
Brekeke PBX ではコールハンティンググループ番号に着信後してキューに滞留している通話について、BLF機能を利用した以下の操作を提供しています。
1. NOTIFY メッセージを端末(電話機)に送信して、キューのステータスを表示
2. 端末(電話機)のBLFボタンを押すことによるコールのピックアップ
セットアップ:
Brekeke PBX側:
ステップ 1. PBX >[内線番号] > [グループ] >[新規グループ作成]から、コールハンティング内線番号を作成します。(ここでは例としてコールハンティング内線番号12000を作成したと想定します。)
ステップ 2. ユーザ内線番号の設定画面(ユーザーを選択> [設定] > [リソースマップ])において、以下の構文でリソースをマッピングします。この設定により、ステップ1で作成したコールハンティング番号のキュー状況はNOTIFYメッセージを通じてこのユーザ内線番号を持つ端末(電話機)へ送信されます。
構文:
que<any name>=<コールハンティング内線番号>[/<しきい値1 >[/しきい値2>]]
- もしキューに滞留したコール数がしきい値1以上になるとstate=”early”を含んだNOTIFY メッセージが送信されます。
- もしキューに滞留したコール数がしきい値2以上になるとstate=”confirmed”を含んだNOTIFY メッセージが送信されます。
- デフォルト値(省略時)はしきい値1 = 1, しきい値2 = 5
設定例:
quetest1=12000/2/5
電話機側:
BLFラインキーを “que< any name>“の値を使用して設定します。この値はBrekeke PBX のリソースマップで設定したものと同じ必要があります。(上の例では”quetest1“)
BLFラインキーの設定は端末(電話機)によって異なります。詳細は各電話機の設定マニュアルをご参照ください。ここでは例としてYealink T26P での設定例を紹介します。
設定例: Yealink T26P
* Yealink電話機の場合、一般的に以下のBLF設定も電話機側で必要な場合があります。(詳細はYealink公式マニュアルをご参照ください。)
BLF LED mode = 0
Yealink 管理画面 > [Features] >[General Information] >[BLF LED mode].
Enable Visual and audio alert
Yealink 管理画面 > [Features] >[Call Pickup] >[Visual/Audio Alert for BLF Pickup ]
動作例と操作方法:
設定したコールハンティング内線番号宛に複数のコールが着信し、キューに滞留する場合を想定します。
– もしキューに滞留したコール数がしきい値1以上になるとstate=”early”を含んだNOTIFY メッセージが送信されます。メッセージを受信した電話機のBLFラインキーのLEDが点滅または赤色になります。※1
– もしキューに滞留したコール数がしきい値2以上になるとstate=”confirmed”を含んだNOTIFY メッセージが送信されます。メッセージを受信した電話機のBLFラインキーのLEDが点灯または緑色になります。※1
– ユーザーが対象のBLFラインキーボタンを押すと、キューに滞留中のコールをピックアップできます。また、ユーザーは39*<コールハンティング内線番号>を押すことによってもキューに滞留中のコールをピックアップできます。(ここでの例では39*12000).
※1. NOTIFYメッセージ受信後のLEDの挙動(色及び点灯/点滅)は電話機によって異なります。また、LEDの挙動をあらかじめ変更可能な電話機もあります。上記は一例としてご参考にしてください。
関連リンク:
Busy Lamp Field (BLF) - ビジー・ランプ・フィールドの概要