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端末ID (Phone ID) 使用方法 - ブレケケ 仮想内線番号システム -

端末ID (Phone ID) が必要となるケース

 

複数のテナント間で同じ内線番号を割り当てる場合

複数のテナントにおいて、それぞれのユーザーに同じ内線番号を割り当てる場合があります。 たとえば、テナントAとテナントBの両方において、ユーザーに内線番号1000を割り当てたい場合があります。 割り当てられた端末IDにより、サービスプロバイダーは各内線を複数のテナント間で区別できます。

 

実際の端末を変更せずに内線番号を変更する場合

端末IDを使用することにより、サービスプロバイダーは実際の端末での設定を変更せずに、SIP電話の内線番号を変更できます。 このフレキシビリティは、コールセンター、レンタルオフィスなどの環境において役立ちます。

 

SIPデバイスの顧客への配送を簡素化

電話端末を顧客に出荷するサービスプロバイダーの場合、顧客が電話端末を受け取るまで内線番号の設定を遅らせることができます。 電話端末を出荷する前に、内線番号を事前に設定する必要はありません。

 

以下、端末IDの使用方法について解説していきます。

 


通常の端末IDの使用方法 (シングルテナント版)

 

それぞれのSIPフォンはPBXの端末ID (Phone ID)をSIPユーザ としてレジスターします。

この場合、

SIPユーザ = 端末 ID = 内線番号

となります。

以下は例として内線番号100のユーザについての電話機側の設定例です。

 

問題点

この例において、シングルテナントの場合は上記の設定で問題ありませんが、マルチテナント版のPBXを使用した場合では、複数のテナント間で同じ内線番号”100″を割り当てることができません。端末IDはこの問題を解決します。

 

 


端末IDを使用した解決方法

 

端末IDの割り当て方法-例1

<テナント名>_<内線番号>のフォーマットで端末IDを割り当てます。このように使用すると、テナントと内線番号を簡単に識別できます。 また、このタイプのIDは、課金システムで発信者/着信者を簡単に識別します。 割り当てられた端末IDをDID番号やアナログ電話番号などの他の番号と区別するために、「7772228888」のような純粋な数値IDの代わりに、割り当てられた端末IDに英数字を使用することをお勧めします。

 

 

端末IDの割り当て方法-例2

このタイプの割り当てられた端末IDは、加入者向けにSIPデバイスを出荷するサービスプロバイダーに役立ちます。 サービスプロバイダーは、これらのタイプのID(乱数で生成)を各SIPデバイスに割り当て、後でサーバー側から拡張機能を割り当てることができます。

 

 

 

SIPフォンなどの 各UAは割り当てられた端末IDをSIPユーザ名としてシステムにレジスターします。システムは事前に割り当てられたSIP URIとテナントの一意の内線番号をマッチングします。 この番号付け方法により、実際のテナントサイトでの複雑な電話設定が回避されます。

SIPユーザ = 端末 ID

 

 

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