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双方向通知音 (電話転送役務の法令改正)

2019年の電気通信事業法改正により、固定電話番号を利用するクラウドPBXやSBC(セッションボーダーコントローラー)などに対し、主に以下の観点から新たな規制が設けられました。

① 犯罪収益移転防止法への対応 固定電話番号の地理的識別性を確保するため、利用者の活動拠点が番号区画内に存在することが求められます。

② 通話品質に関する通知義務 「ベストエフォート」を前提とした、インターネットを利用する転送電話サービスである旨を通知する必要があります。

これらの用途においては、通話開始時に「通知音(識別音)」を付加することが求められており、Brekeke PBXはこの通知音の付与に対応しています。 なお、「通知音」とは、通話開始時に鳴る「ププ」といった短い電子音であり、発信者・着信者の双方に聞こえるものです。

ここでは例として、「ユーザー(顧客) ⇔ 固定電話網 ⇔ PBX ⇔ ユーザー(業者)」のケースにおける設定を記載します。

(※本機能はBrekeke PBX Version 3.12.3.1以降でご利用できます。)

 

外線ARS

外線のARSで以下を設定してください。

パターン – IN
デプロイパターン
Custom &sound.answer=<通知音1>

 

パターン – OUT
デプロイパターン
Whisper/DTMF {<通知音2>}

 

ユーザー(業者)のARS

ユーザー(業者)のARS(なければ作成)に以下のように設定してください。

パターン – IN
マッチングパターン デプロイパターン
from sip:<ユーザー(業者)の内線番号パターン>@ Custom &sound.answer=<通知音3>

 

パターン – OUT
マッチングパターン デプロイパターン
To sip:<ユーザー(業者)の端末IDパターン>@ Whisper/DTMF {<通知音4>}

 

 

例1:ユーザー(顧客)からユーザー(業者)に発信してユーザー(業者)が応答した場合

通話開始前にユーザー(顧客)に<通知音1>を、ユーザー(業者)に<通知音4>を鳴らします。

 

例2:ユーザー(業者)からユーザー(顧客)に発信してユーザー(顧客)が応答した場合

通話開始前にユーザー(顧客)に<通知音2>を、ユーザー(業者)に<通知音3>を鳴らします。

 

 

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