外線をシミュレートする
テスト/開発環境用に外線をシミュレートする設定例を示します。
想定:
Brekeke PBX ノードのアドレス: 172.20.0.5
外線シミュレータとして使用するSIPフォンのアドレス : 172.20.0.11
Brekeke PBX側:
[ARS] メニューで新規ルートを作成して、以下のように設定します。
[レジストレーション]
レジスタURI: sip:6501234567@127.0.0.1
[パターン-IN]
[Toの代わりにRequest URIを使用する] にチェック [登録先からの通話のみを処理] にチェック デプロイパターン: To : 100
このルート設定により、宛先6501234567のインバウンドコールはPBXで着信を許可されて、内線100へ転送されます。
[パターン-OUT]
マッチングパターン:
To: sip:([0-9]{10,})@
デプロイパターン:
To: sip:&t1@172.20.0.11:4060
このルート設定により、10桁以上の番号を持つコールは外線ノードである、アドレス172.20.0.11, ポート4060へ転送されます。
※この例ではアドレス172.20.0.11に外線をシミュレートするSIPフォンがあり、SIPフォンは4060ポートをSIPポートとして使用していると想定しています。
SIPフォン側:
アドレス172.20.0.11にSIP フォンを配置します。
ここでは例としてPhonerLiteを使用してSIPフォン設定の説明をします。
1. [Configuration] > [Server]タブを開き、[Proxy/Registrar]にPBXのアドレス(172.20.0.5)を追加します。PBX側のSIPポートはデフォルトの5060を使用していますので、明示的にポートを指定する必要はありません。
2. Registerのチェックを外します。
3. [Configuration] > [User]タブを開き、適当な番号を設定します。この番号はこのSIPフォンからPBXへ発信した際の送信元番号になります。
4. SIPフォン側で使用する、SIPポートを指定します。ここでは例として4060を設定しています。
保存して設定は完了です。
オペレーション:
外線からの着信をシミュレートする場合は、上で設定したSIPフォンからBrekeke PBXへ”6501234567″をダイヤルしてください。コールはすべて内線100へ転送されます。
外線への発信をシミュレートする場合は、BrekekePBXにレジストしてある他の内線端末から10桁以上の任意の番号をダイヤルしてください。コールはすべて上で設定したSIPフォンへ転送されます。