楽天コミュニケーションズ IP電話サービスへの接続
ここでは、楽天コミュニケーションズのIP電話サービスに接続するARSの設定例を説明します。
なお、ARSサンプルファイルはこちらからダウンロードできます。
[一般]
タイプ | タイプB |
外線 | チェック |
着信をこのルートで処理する | はい |
※ [タイプ]は、「タイプB」である必要があります。
[レジストレーション]
レジスタURI | sip:815054346xxx@f02.sip.0038.net | レジスタ 有効期限(秒) |
3600 |
プロキシアドレス | 61.114.166.205 | レジスタ 更新間隔(%) |
50 |
ユーザー | 815054346xxx | パスワード | yyyy |
※ [レジスタURI]、[プロキシアドレス、[ユーザー]、[パスワード]は、楽天コミュニケーションズから発行された情報を設定してください。
※ 楽天コミュニケーションズのIP電話サービスは、一定時間内に受け付け可能なREGISTERリクエスト数が以下のように規定されていますので、使用するアカウント数に応じて、Brekeke PBXから送信するREGISTER間隔を設定する必要があります。設定方法はこちらを参照してください。
アカウント数 | 1秒間に送信可能なREGISTERリクエスト数 |
1 <= n < 1800 | 1 |
1800 <= n < 3600 | 2 |
3600 <= n < 5400 | 3 |
5400 <= n < 7200 | 4 |
7200 <= n < 9000 | 5 |
[パターン – IN]
マッチングパターン | デプロイパターン | |
From | sip:(81|0)([0-9]{9,})@ | sip:0&f2@ |
To | sip:815054346xxx@ | 5555 |
※ マッチングパターン[To]は、「sip:<楽天コミュニケーションズのユーザーID>@」としてください。
デプロイパターン[To]には着信させたいユーザーを設定してください。
この例では、以下のように動作します。
受信したINVITEのFromヘッダーのSIP URIのユーザー部が「81」、または、「0」で始まりその後9桁以上の数値、かつ、ToヘッダーのSIP URIのユーザー部が「815054346xxx」の場合、FromヘッダーのSIP URIのユーザー部の先頭「81」、または、「0」を省いて「0」を付与して、ユーザー5555に着信します。
[パターン – OUT]
マッチングパターン | デプロイパターン | |
From | “815054346xxx”<sip:815054346xxx@f02.sip.0038.net> | |
To | sip:([0-9]{9,})@ | sip:&t1@f02.sip.0038.net |
User | ^20[0-9]{2}$ |
※[User]には、発信を許可するユーザーを正規表現を使用して設定してください。
この例では、以下のように動作します。
ユーザー2000~2099から9桁以上の番号で発信した場合、ユーザーが送信したINVITEのFromヘッダー、Toヘッダーを楽天コミュニケーションズのアカウント情報に置きかえて、楽天コミュニケーションズのSIPサーバー宛てに送信します。
ユーザー2000~2099以外から発信した場合は、適用されません。
全てのユーザーから発信したい場合は、[User]に「^.+$」を設定してください。
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