Internet Telephony Service Providers(ITSPs)への接続
ステップ1. サードパーティーSIPサーバーへ接続するためのアカウント情報
サードパーティーのSIPサーバーへ接続するため、以下の情報を事前に取得しておく必要があります。
電話番号 | 6504106636 |
SIPサーバーのIPアドレス | sample_proxy.com |
ユーザーID | 6504106636 |
パスワード | 6636 |
※1 プロバイダーによっては、利用可能な情報や接続に使用される機器など、サービスへの接続に制限がある場合があります。詳細については、VoIPサービスプロバイダーにお問い合わせください。
※2 サードパーティー製品との接続を保証するものではありません。
ステップ2. 複数のアカウントを使用してITSP接続用のARSルートを設定
ARSをテンプレートとして作成します。
[レジストレーション]
項目名 | 設定例 | 説明 |
レジスタURI | sip:&v1@sample_proxy.com | SIP URIを設定します。 |
プロキシアドレス | sample_proxy.com | プロキシアドレスが[レジスタURI]におけるアドレスと同じ場合は、この項目は省略できます。 |
ユーザー | &v1 | この変数の値は、[変数設定]画面より行います。 |
パスワード | この変数の値は、[変数設定]画面より行います。 |
[パターン – IN]
以下のパターン – INの例では、通話がサードパーティーのSIPサーバーを経由してきた場合、Brekeke PBXユーザーの内線番号300([変数設定]画面で設定する「&v3」の値)に着信するように設定されています。[From]を空白のままにすると、発信者ID情報が引き継がれます。
マッチングパターン | デプロイパターン | |
To | sip:&v1@ | &v3 |
※ パターン – INのマッチングパターン[To]とITSPから送信されたINVITEメッセージ内のRequest URIとを比較する場合は、[Toの代わりにRequest URIを使用する]にチェックを入れます。
[パターン – OUT]
パターン – OUTは、VoIPサービスプロバイダーのヘッダー形式の要件に一致するようにSIP URIを変換するためのパターンを定義します。次の例では、7~25桁のダイヤル番号を宛先とする通話がVoIPサービスプロバイダーに送信されます。
また、受信者の発信者番号表示が正しく機能するように、「Fromヘッダー」は必要に応じてプロバイダーの表示ルールに従うようデプロイパターンで変更されます。また、[優先度]と[最大セッション数]を必要に応じて設定します。
マッチングパターン | デプロイパターン | |
From | “&v1” <sip:&v1@sample_proxy.com> | |
To | sip:([0-9]{7,25})@ | sip:&t1@sample_proxy.com |
※ 一部のVoIPサービスプロバイダーは、From、または、Toヘッダー情報が規定のヘッダー形式と異なる場合、接続を制限する場合があります。
[変数設定]
ARSルートテンプレート画面の右上隅にある[変数設定]をクリックします。[変数設定]画面で[新規ルート]ボタンをクリックし、上記のパターン – INとパターン – OUTで定義した変数に値を設定します。
ルート名 | Route 6504106636 |
テナント | テナント名を指定します。(マルチテナント版のみ) |
パスワード | 6636 |
v1 | 6504106636 |
v3 | 「300」のようにBrekeke PBXの内線番号を指定します。 |