1. Brekeke PBX Auto Syncの設定
Brekeke PBXのAuto Sync機能により、プライマリサーバー側で変更されたBrekeke PBXの各設定内容はセカンダリBrekeke PBXに自動で同期されます。
注意:
– Auto Sync機能はバージョン 3.2以降で使用可能です。
– 冗長化機能はバージョン3.9.1において強化され、また設定方法がシンプルになりました。そのため、冗長化機能を使用する場合は、Brekeke PBX ver 3.9.1以降にアップグレードすることを強くお勧めします。
– マルチマスタAuto Sync機能はバージョン3.9.1以降で使用可能です。
1. プライマリサーバーのセットアップ
プライマリBrekeke PBXの[SYSTEM] > [Redundancy] > [Auto Sync] > [プライマリ設定]画面より以下の内容を設定します。
リモートIPアドレスフィルター: セカンダリPBXのIPアドレスパターン(正規表現)
例: 192.168から始まるIPアドレスを持つソースからの接続を許可する場合は以下のように設定。
^192\.168.*$
設定を保存します。
バージョン3.8以前の場合
pbx.set.id=1 pbx.set.total=2
バージョン 3.9以降の場合
call-IDの衝突を避けるため、以下の設定を[SYSTEM] > [Redundancy] > [Server Settings]画面から行います。
サーバID: 1 トータル: 2
2. セカンダリサーバーのセットアップ
セカンダリBrekeke PBXの[SYSTEM] > [Redundancy] > [Auto Sync] > [セカンダリ設定]画面より以下を設定します。
プライマリサーバURL: http://<プライマリPBXのIPアドレス>:<プライマリPBXのport>/pbx
Windowを使用した場合、デフォルトポートは 18080。例: http://192.168.200.10:18080/pbx
Linuxを使用した場合、デフォルトポートは 8080。例: http://192.168.200.10:8080/pbx
バージョン3.8以前の場合
pbx.set.id=2 pbx.set.total=2
バージョン 3.9以降の場合
call-IDの衝突を避けるため、以下の設定を[SYSTEM] > [Redundancy] > [Server Settings]画面から行います。
サーバID: 2 トータル: 2
Brekeke PBXのAuto Sync機能により、以下システムの各設定項目における変更点はセカンダリサーバーに同期されます。また、同期される設定項目 のいくつかについては同期を行う/行わないを選択可能です。([SYSTEM] > [Redundancy] > [Auto Sync] 画面より行います。)
設定項目 | 同期ON/OFF切替可能? |
テナント設定 | × |
ユーザー設定 (留守番電話 / 通話録音以外) | × |
ガイダンス(システム/テナント) | × |
ノート(システム/テナント) | × |
端末タイプ (バージョン3.6以降) | × |
ARS | ○ |
コールログ | ○ |
留守番電話 / 通話録音 | ○ |
SIPユーザー | ○ |
プロビジョニング | ○ |
電話帳 | ○ |
Dial Plan | ○ |
3. 設定を保存します。
4.セカンダリBrekeke PBXをリスタートします。
Brekeke PBXのAuto Syncを停止する場合
- セカンダリBrekeke PBXにおいてAuto Sync設定を削除します。
削除後、設定を保存し、セカンダリBrekeke PBXをリスタートします。 - プライマリBrekeke PBXにおいてAuto Sync設定を削除後、保存します。
以降、プライマリBrekeke PBXは設定の更新内容をセカンダリサーバーには送信しません。