ルート変数
グローバル変数設定
グローバル変数は、任意のARSルートからアクセスできます。グローバル変数の更新は、関連する変数名が設定されているARSルートに影響します。
[カスタマイズ]から、管理者はグローバル変数の項目タイプ、変数名、項目名、入力ルール、および、説明を設定できます。また、ARS一覧にグローバル変数を表示させるかどうかも選択することができます。
変数設定
ARSテンプレートの[変数設定]画面から、管理者は同じARSパターンテンプレートを使用するルートを作成し、各ルートで使用する変数の値を設定することができます。
ルート共通設定
共通変数は同じARSテンプレートで作成された任意のルートからアクセスできます。共通変数を更新すると、現在のARSテンプレートのルートに影響します。
[ルート共通設定] > [カスタマイズ]から、共通変数の項目タイプ、変数名、項目名、入力ルール、および、説明を設定できます。また、共通変数を[変数設定]画面に表示するかどうかを選択することもできます。
[ルート共通設定]の[カスタマイズ]の設定方法は、[ルート個別設定]の[カスタマイズ]と同じです。詳細は設定については、次の[ルート個別設定]を参照してください。
ルート個別設定
新しいルートを作成し、各ルートのARSテンプレートで定義されたルートのローカル変数に値を割り当て、同じARSテンプレートに基づいて複数のルートを作成します。
[ルート個別設定] > [カスタマイズ]から、管理者はルートのローカル変数の設定を変更したり、各ルートに設定された変数値を制御するJavaScriptコードを書き込んだりできます。
サンプルスクリプト
if(v1 == 3333) v5 = "192.168.200.20"; else v5 = "192.168.200.30";
上記のスクリプトは、[ルート個別設定] > [カスタマイズ]をクリックして、[ルート個別設定カスタマイズ]画面の[スクリプト]で設定することができます。ルート変数v1の値が3333の場合、ルート変数v5は自動的に”192.168.200.20″に設定されます。ルート変数v1のが3333以外の値に設定されている場合、ルート変数v5は”192.168.200.30″に設定されます。
以下の表は、[ルート個別設定カスタマイズ]画面の他の項目の設定例を説明しています。
項目タイプとして「選択」を選択した場合は、[入力ルール]で入力ルールを設定する必要があります。
項目タイプ | 変数名 | 項目名 | 初期値 | 入力ルール | |
テキスト | v1 | Call Number | [0-9] | ※1 | |
選択 | v2 | ITSP Type | 003 | ITSP A:001;ITSP B:002;ITSP C:003; | ※2 |
※1 項目タイプで「テキスト」を選択した場合、入力ルールは不要です。ただし、正規表現を使用して入力ルールを設定すると、このルールに従って、Brekeke PBXは変数をチェックします。
※2 項目タイプで「選択」を選択した場合、入力ルールが必要です。
この例では、入力ルールに従って、[変数設定]画面の選択ボックスのオプションとして「ITSP A」、「ITSP B」、「ITSP C」が表示されます。また、選択ボックスの初期値として「ITSP C」が表示されます。