CIMにおいて”PBX Disconnected”が発生する
CIM <->PBX間の接続について、”PBX Disconnected” が発生する。CIM側のログに同エラーが表示される。
原因:
主にネットワークにおける遅延や各サーバへの高負荷の影響のため、PBX<->CIM間の通信に遅延が発生し、レスポンスが間に合わないために発生。
対策:
– 根本的な対策は遅延の原因を究明後、ボトルネックとなった個所の増強を実施。ネットワークキャパシティの増強、サーバリソースの追加割り当てなど。
– 原因究明までの一時的な対応策として、以下のパラメーターをシステムに追加することにより遅延を通常よりも許容することが可能。
一時的な対処方法:
●CIMのアドバンスドオプション
pbxconnector.subscribe.expires=2147483
CIM2.7.3 以前の場合有効。この値を大きくすることで、副作用的な問題は考えられません。(通常時切断の検出がされにくくなるケースがある程度。)
またこの値を大きく設定することにより、システム間のクロックに差異が発生した時に予期せぬ切断が発生しにくくなる。
●PBXのアドバンスドオプション
com.brekeke.pbx.Setting.ACD_TIMEOUT=30000
上記パラメータにより切断の確率を下げることが可能。負荷試験の結果によると、「PBX側からのメソッド呼び出しに対して、10秒のタイムアウトを超えて CIMが戻り値を返さないために切断」となるケースに対して上記パラメータは有効です。
net.sip.udp.recv.bufsize=30000
PBX側のサーバOSとして、Windows 2008以前を使用している場合で有効。最近のOSでは、この値は 65536 等になっているため設定すると逆効果。