Brekeke CIM スクリプト ガイド
Brekeke Customer Interaction Manager (以下、Brekeke CIM) は、コールセンターを構築するためのソフトウェアです。Brekeke CTI Server は、JavaScript を記述することで、エージェントへの振り分けルールやキューにいれる順序などの挙動を制御することができます。Brekeke CIM は、Javaで記述されており、JavaScriptは、Javaのスクリプティング機能により実行されます。JavaScript の文法に関してやJavaのスクリプティングの詳細については、Javaのドキュメントを参照してください。
(https://docs.oracle.com/javase/6/docs/technotes/guides/scripting/programmer_guide/)
以下の5つの処理のためのスクリプトを使用できます。
- DNIS関数
- キュー・ポジション関数
- エージェント選択・フィルター関数
- エージェント選択・優先度関数
- 画面から実行され、情報を表示したり、内部状態を変更します。
これらのスクリプトの設定方法と処理については、「Brekeke Customer Interaction Manager アドミニストレーター・ガイド」 を参照してください。本章では、これらのJavaScript 関数から、利用可能なオブジェクトについての説明します。
本章に出てくるクラス以外にも、Javaの標準APIや、独自に作成したクラスにスクリプトからアクセスすることができます。独自に作成したJavaクラスにアクセスしたい場合は、WEB-INF/classes の下にパッケージ名の階層のフォルダを作ってクラスを置くか、WEB/lib に jarファイルの形式で置いてください。
本章に記載のないBrekeke CIM が提供しているクラスには、スクリプトからアクセスしないでください。また、記載のあるクラスについても、記載の無いメンバメソッドやメンバフィールドには、スクリプトからアクセスしないでください。
※Brekeke PBXのIVRスクリプトについては、本章では説明していません。IVRスクリプトについての詳細は、「Brekeke PBX IVR Script Developer’s Guide」を参照してください。
※CIMクライアントのJavaScript インターフェースについては、本章では説明していません。CIMクライアントのJavaScript インターフェースについては、「Brekeke CIM クライアント - デベロッパーズ・ガイド」 を参照してください。